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「吉永はお母さん!?」アリーザ愛知3選手による私服座談会!

◆それぞれの性格は?

横田 吉永は年下だけど、私のお母さんです(笑)

笠井 私も同じです。

吉永 よく言われます(笑)

横田 大げさじゃなく「ママ~」みたいに頼ってるし、私だけじゃなくみんなが頼っている。たとえばチームで集合写真を撮る時も「はい撮るよ」と声をかけてくれたり、全員いるかチェックをしてくれる。終わった後は忘れ物がないかまでチェックしてくれるのが吉永です。

吉永 好感度を上げていただきありがとうございます(笑)。

横田 季璃は妹というよりも弟だね(笑)。うるさいし、よくふざける、でもめっちゃ真剣な話もする。プライベートで出かけることもあるし、何でも話せる。弟とお母さん、いずれにしても家族みたいな存在だし、私は末っ子なので年下の子たちとこんなに仲良くなれて嬉しいです。

吉永 私は普段サヤさんと呼んでいるんですけど、サヤさんは年上なので経験も多いし、自分がしんどい時は絶対に気づいてくれる。救ってくれて、助けてくれるので私もすごく頼っているから、その分、サヤさんに私ができることがあれば還元したいと思っています。サヤさんはマジメなところと明るいところ、かわいらしいところがすごくいいところで、季璃もサヤさんに似ているよね。私は「元気印の大真面目」と呼んでいるんですけど、誰よりも声を出して元気にやっているけど、誰よりも真面目でこだわりがある。そういう面でもサヤさんと季璃の話が合うのもよくわかる。私は客観的に人を見ることが多いので、似たような部分が多い2人だな、といつも思っています。

笠井 自分は猪突猛進、その場100パーセントの人間なんですけど、SVリーグではそれだけでは通用しないと、この2シーズンで実感しました。長いシーズンを通して見たら、いつも100パーセントではやっていけないし、身体や心の向き合い方、練習の仕方、ゲームの考え方も経験豊富でバレー歴の長いサヤカさんがアドバイスしてくれるので、すごく勉強になります。ライ(吉永)さんは同期で同じポジションだけど、タイプが違う。自分も考えてプレーしているつもりですけど、もう一工夫したバレーボールを練習の中から試合を通して教えてくれるので、すごく頼りになる存在です。

◆日常の会話は?

吉永 サヤさんはオンとオフの切り替えが上手なので、それもすごくいいところだと思うし、目の前の現実を次につなげるのがうまい。チームとしても私自身も過程を大事にしているんですけど、どうしても目の前の結果に目が行ってしまうので、引きずってしまうこともあるし、なかなか振り切れない。でもサヤさんにはいろいろな経験があって、今があるから、今起きた出来事やうまくいかなかったことも次にどうつなげる、どうつながっていくかを考えて自然に行動できる。こうなるために、今日はこれ、明日はこれ、と切り替えるのがすごく上手だなぁ、と。

横田 若い頃は全然できなかったよ。正直、季璃と同じ年齢の頃は、私も今の季璃と一緒で猪突猛進。前だけしか見えなかった。

笠井 ディスられてます?(笑)

横田 ディスってない(笑)。でも本当に前だけ、自分のことしか見えなかったから今の季璃を見ていると、昔の自分を見ているみたいな気持ちになる。私自身も、いろんな壁にぶつかった時に導いてくれたり、ヒントをくれる人たちがいて、その時言われた言葉がちゃんと腑に落ちているので、こうしたらもっと楽にできる。前を向いていられるんじゃないかな、ということがわかるので、そういう面で季璃も吉永も助けてあげたい、と思うかな。2人とも悩んでいる時はすごくわかりやすくて(笑)、吉永はやらなくてもいいこともやり始める。今それ必要? 1から10までやる必要ないよ、ということも急にやり始めるから、そういう時は煮詰まっているんだろうな、と思うので「何かあった?」と声をかけたくなる。

吉永 サヤさんと話していて、私、電車の中で泣き始めちゃったこともありましたよね。それまでは全然バレーボールに関係ない話をしていたのに、急にスイッチが入ってしまったというか、サヤさんがわかっていてくれるのが何げない会話から伝わってきたから、一気に溢れちゃって。

笠井 サヤカさんの気づきはすごいですよね。自分も常にその日の100パーセントを出したいタイプなので、調子が悪いと「全然ジャンプができていない」と落ち込むタイプ。そういう時に、サヤカさんに「今日全然練習ダメなんですけど」って言ったら「そういう日もある」って言われて。そんなふうに考えることができるから長くプレーし続けられるんだな、と思ったし、勉強になることばかりです。

◆アリーザ愛知のここを見てほしい!

吉永 まずは知ってほしいですね。バレーボールを取り上げてもらうために自分たちができること、地域活動もSNSも頑張って行きたいし、チームとしてはリブランディングでチーム名も変わり、「愛知」という名前を背負わせていただくので、より広く広く活動していきたい。地域の方や応援して下さる方々に向けて幅広く、私たちのチームを知っていただくことで、誰が見てもわかる、誰もが知っている愛知のバレーボールチームになりたいです。

笠井 サッカーや野球の試合がある日は、ユニフォーム姿の人もすごく多いじゃないですか。バレーボールもああなれたらいいな、と思うし、それぐらい世の中を巻き込めるようになりたい。バレーボールの試合がある日はユニフォームを着た人がいるのが日常の風景になってほしいです。

横田 町で気づかれるような選手に全員がなれたらいいよね。自分が所属するチームの名前が変わる時に、そこにいることって人生の中で一度あるかどうかだと思うし、新アリーナもできる。たくさんの方々がアリーザ愛知というチームを知って下さるきっかけをつくれるように、愛知にいたら「アリーザの選手ですよね」と声をかけてもらえるような選手になりたい。そうなれば、自分たちもプロとしての自覚をもっと持つようになると思うし、活動や対応の1つひとつがどれだけ大切なのかも身に染みて感じられるようになると思うので、チームも選手も、アリーザ愛知という名前に変わった今だからこそ、もっともっと大きく、強くなっていけたらいいね。

◆今季の目標とお互いへのメッセージ

笠井 今シーズンはとにかく点を獲ることが目標です。昨シーズンもチームとしてディフェンス、ブロック、ディグに力を入れてきて、ディフェンスもまだまだですが、やっぱりバレーボールは点数を取れないと勝てないので、個人的にはまずオフェンスを強化して頑張りたいです。ライさんと対角を組んで勝てた時は本当に嬉しかったし、自信になったので、前衛でも後衛でも、お互いが最高のスパイク、レシーブをしてこれからももっともっと対角を組みましょう。サヤカさんのブロックはもちろんですが、クイックも本当はめちゃくちゃ難しいのに当たり前のように決めてくれるので、もっと楽な状態をつくれるように、1本目(のパス)を出すので、全力で肩をつくっておいてください!

吉永 私は自信がないとか劣っていると思うわけではなく、客観的に見て自分の役割は花形として輝いてめちゃくちゃ決める、というよりも常にチームをいろんな面で支えて安定させること。それが自分の持ち味で自分らしさ、確立させていきたいものなので、コートで少しでもそういう役割を果たせるように精いっぱい頑張るので、キラキラ輝く季璃や、ミドルブロッカーというすごく難しいポジションだけど点を獲れるポジションのサヤさんに、たくさん点を取ってほしい。地味なこと、つなぎは頑張るし、点も取るので2人はたくさん輝いて下さい!

横田 私の目標は相手から嫌がられる選手になること。昨シーズンは9割ぐらい試合に出させてもらったので、今年も試合に出るのはもちろん、出るからにはすべてのプレーで相手からは嫌がられて、味方には安心してもらえる選手になりたい。季璃はずっと元気に、ガッツを出して、あんなガッツポーズをできるのは季璃しかいない。むしろ長すぎる時は私が戻すから(笑)、あれがアリーザ愛知の顔にもなる、そういう存在だと思うので思いきり突っ込んでもらって、困った時は手を差し伸べるので考えずにプレーしてほしい。吉永はピンチサーブとかバック3枚とか一番難しいところで入る役割で、それができる人は限られている。試合に出る回数が少ないと思う人もいるのかもしれないけれど、あのヒリついた場面で出て普通にプレーできることが本当にすごいことだと私は思っているから、自信にしてほしい。あと、私のサーブがおかしくなったらお願いします(笑)。信頼しているし、ここで1本取りたいという時にコートへ入っていてくれると、頼むよ、という雰囲気を出してしまうけど、硬くならずにあなたにしかできないことをやっているからそれを自信にしてほしいです。

吉永 ハイ、頑張ります!

笠井 頑張りましょう!

取材・文:田中 夕子